「中日青少年友好交流年」の今年、両国政府は青少年4000人の相互訪問を計画している。人民日報の記者は、中国人高校生の第1陣200人と共に日本を訪問し、中日の市民間の温情を感じた。
訪日団は8組に分かれ、北海道、宮城県、茨城県、神奈川県、岐阜県、大阪府、兵庫県、沖縄県を訪問。北海道組は貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州の都匀第2中学と畢節市第1中学の生徒20人余り。プイ族の女子生徒、羅蘭常琦さんは川内谷さんの家庭に2日間滞在した。奥さんが料理をする時、羅蘭常琦さんはそばでお手伝いをした。
夕食後には一緒にテレビを見て、楽しく打ち解けた。2日目の朝には「日本のお父さん」、川内谷さんが地球儀で貴州省の位置を探し始めた。川内谷さんは中国に行ったことはないが、マオタイ酒を飲んだことがあると言い、黄果樹瀑布も知っていた。川内谷さんは左足が少し不自由だが、中国から来た「娘」のために丸一日観光に案内した。
高校1年生で最年少メンバーの王潔さんは、高校2年生の周氷リアンさんと共に、公務員の松橋さんの家庭で忘れがたいホームステイを体験した。東京に戻る日、日本の家族たちは生徒たちを見送るため、矢野温泉旅館に駆けつけた。王さんと周さんが「日本のお母さん」である松橋也司子さんの胸に飛び込み泣くさまに、感動が広がった。貴州省教育庁の引率教師、王睿さんは「人々の間に自然に湧いた真心より貴いものがあるでしょうか!」と胸を打たれた様子で話した。
「人民網日本語版」2008年6月30日 |