ホーム>>中日両国>>視点
中国、日本と金メダルの数で腕比べをする必要はない
発信時間: 2008-07-28 | チャイナネット

中国青年報 厳陽

北京五輪開催まで残す所あとわずかになった。中国で影響力のあるポータルサイトでは、『中国の金メダル総数は、北京五輪で初めて日本を上回る』という文章が発表された。

それによると、中国が1984年から全面的にオリンピックに参加してから、すでに6回の夏季オリンピックに参加しているが、中国の金メダル数やメダル総数がアジアでトップだったのは5回で、特に2004年のアテネ五輪では、中国が獲得した金メダルの数はロシアを上回り、米国についで世界2位だった。しかしこれまでオリンピックで獲得した金メダル数の「アジア一」は、中国ではなく日本だった。北京五輪ではこの「アジア一」が変わるだろう。

歴史的に見ても現実にも、日本はアジアのスポーツ大国であることは間違いない。1984年まで日本の金メダル総数はずっとアジアのトップであり、肩を並べる国はなかった。1984年以降も中国にとってのライバルは日本だった。日本が獲得する金メダルは、柔道やレスリング、水泳、体操、陸上競技など、国際社会でも影響力があり、基礎的な種目だった。それに対して中国が優位だったのは、卓球やバトミントン、飛び込みなど、影響力が比較的に小さい種目だ。そのためにこの古いライバルを重視し、尊重しなければならない。

1   2    


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 中国農民が見た日本 見えない手が前進を促す

· 中国語版「日本首相列伝」が出版

· まほらまの南京生活②―ウェンナン先生行状記

· まほらまの南京生活①旅人では見えなかった「老百姓」の生活

· 流行語で中国の過去30年を振り返る(2)幸子