中国青年報 厳陽
北京五輪開催まで残す所あとわずかになった。中国で影響力のあるポータルサイトでは、『中国の金メダル総数は、北京五輪で初めて日本を上回る』という文章が発表された。
それによると、中国が1984年から全面的にオリンピックに参加してから、すでに6回の夏季オリンピックに参加しているが、中国の金メダル数やメダル総数がアジアでトップだったのは5回で、特に2004年のアテネ五輪では、中国が獲得した金メダルの数はロシアを上回り、米国についで世界2位だった。しかしこれまでオリンピックで獲得した金メダル数の「アジア一」は、中国ではなく日本だった。北京五輪ではこの「アジア一」が変わるだろう。
歴史的に見ても現実にも、日本はアジアのスポーツ大国であることは間違いない。1984年まで日本の金メダル総数はずっとアジアのトップであり、肩を並べる国はなかった。1984年以降も中国にとってのライバルは日本だった。日本が獲得する金メダルは、柔道やレスリング、水泳、体操、陸上競技など、国際社会でも影響力があり、基礎的な種目だった。それに対して中国が優位だったのは、卓球やバトミントン、飛び込みなど、影響力が比較的に小さい種目だ。そのためにこの古いライバルを重視し、尊重しなければならない。
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