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東京・北京フォーラム:複雑な国際環境の中で中日関係の発展を保つ
発信時間: 2008-09-17 | チャイナネット

複雑に入り組んだ日本の政局や、中日関係が注目されている今、チャイナデーリーと日本の言論NPO主催の、第4回「東京・北京フォーラム」が、16日に東京で開催された。このフォーラムに出席した双方の政府要人は、中日関係の発展の勢いは変わらないと強調した。

福田康夫首相と中国の戴秉国国務委員はそれぞれお祝いのメッセージを送り、福田首相はその中で、「日中両国はいつでも、胡錦涛主席が訪日した際に調印した『戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明』」の精神に基づいて、困難を乗り越え勇気に満ちて歩んでいく」と強調した。戴秉国国務委員は、「東京-北京フォーラム」の重要な役割を称賛し、暖かい春を迎えた中日関係は新たな歴史的なスタートに立っていると語った。

在日本中国大使館の崔天凱大使はあいさつで、中日関係の長期的で健全かつ安定した発展は、両国が複雑な国際環境の中で、繁栄と発展を保つ重要な条件であると指摘した。高村正彦外相は、「日中関係は国内情勢に左右されることなく推進すべきで、それが両国の国益と地域の安定に寄与する」と強調した。

中国側からは前外相の李肇星氏や国務院新聞弁公室の王晨主任、全国政協外事委員会の趙啓正主任ら10数人が出席し、日本の増田寛也総務大臣、林芳正防衛大臣らも分科会で議論した。

今回のフォーラムのテーマは「アジアの未来と中日の役割」で、会期は2日間。両国代表は政治、経済協力、安全と災害救援、環境、食糧と食品安全、マスコミなど多分野にわたって、理性的で突っ込んだ討議を行っている。

「東京・北京フォーラム」は、チャイナデーリーと日本言論NPOが2005年に始めたもので、毎年、中国と日本で交互に開催している。今年は今までで最大規模。

「チャイナネット」2008年9月17日

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