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中国ネット利用者の6割が今後の中日関係を懸念
発信時間: 2008-10-01 | チャイナネット

麻生太郎氏は24日、日本の第29代の首相に選出された。中国のあるニュースサイトはインターネットでアンケート調査を行い、日本の新首相に対する認識と期待を調査した。27日の0時までに回答があったのは約1600人。

麻生首相就任後の中日関係について、6割の人が「後退の可能がある」と憂慮しており、2割の人が「あまり影響しない」と回答し、「変わらない」と答えた人はわずか1割弱だった。

麻生首相に何を期待するかという9つの選択肢で、最も多かったのが「靖国神社不参拝」だ。「一つの中国を堅持し、台湾問題に関与しない」も1位の87%に近かった。

これらの調査結果について、清華大学国際問題研究所の劉江永教授は、中国のネット利用者は、日本の政局の変化や中日関係の影響などに関心を持っており、6割の人が懸念しているのは不思議なことではないと話す。

劉教授は今後の中日関係について、福田首相の時の両国関係は明らかに改善し、福田内閣の対中友好政策は中国のトップや一般の人の同意を得て、特に一般の人の日本に対するイメージは著しく改善したと分析する。しかし麻生内閣の大臣の中には右に傾き、対中関係に対して強硬な態度をとっている人もいるため、6割の人が「懸念」を示すのも自然だと指摘し、麻生氏本人やその他の閣僚が今までに何を言い、何をしてきたかは過去のこととして、大切なのは今後の言動だと指摘する。

ネット利用者の9割近くが、「靖国神社不参拝」に期待していることに関しては、大多数の中国人の意見を反映しており、中国人が一般的に関心を持っている問題だとしている。

靖国神社の問題は、中日の歴史に対する認識を示すものだ。中国のネット利用者は、麻生首相がもし靖国神社を参拝すれば、中日関係は後退するだろうと心配している。

「チャイナネット」2008年10月1日

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