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第12回中日経済シンポジウム開幕
発信時間: 2008-12-10 | チャイナネット

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第12回中日経済シンポジウムの開幕式が10日に東京で行われる。人民日報社の張研農社長によるスピーチは次の通り。

尊敬する日本経済新聞社の喜多恒雄社長

尊敬する来賓の皆様

旧年に別れを告げ新年を迎える時候に当たり、わたしたちは東京に集い、第12回中日経済シンポジウムを挙行する運びになりました。まず最初に、人民日報社を代表して、この度の会議にご臨席の来賓の皆様、各界の友人の皆様に熱烈な歓迎を表すと共に、会議の準備にご苦労を払われた日本経済新聞社の皆様に心からの謝意を表したく存じます。

時の過ぎるのは速く、人民日報社と日本経済新聞社が共催する中日経済シンポジウムも、24年の歳月を経ました。世紀を跨いだこのシンポジウムは、中日両国の経済協力を推進するための重要な場となっています。シンポジウムは中国の改革開放の歴史的過程の証人となったのみならず、中日両国の経済協力のたゆまぬ発展を促すうえでも、積極的な役割を果たしてきました。

今日、世界的な金融危機の急速な拡大と広範な波及は、世界各国の経済成長に深刻な打撃をもたらしています。こうした背景の下、わたしたちは本日、「世界構造の中での中日戦略的互恵関係」をテーマに、両国の政府・企業がいかにして協力し、共に困難を乗り越え、アジアと世界の金融の安定、および経済発展を維持するために積極的な役割を発揮すべきかを踏み込んで討議します。今回のシンポジウムはちょうどこの期に遇しました。専門家、企業家の皆様が忌憚なく発言され、献策されることを希望します。

世界的な金融危機の拡大に伴い、中国経済の成長も不可避的にいくつかの困難や試練に直面しています。中国政府は情勢の変化に基づいて速やかにマクロ調整政策を実施し、安定した比較的速い経済成長を確保するために、4兆元規模の内需拡大の10項目の具体策を打ち出しました。中国経済が安定した比較的速い成長を実現すること自体が、国際金融の安定を維持し、世界経済の発展を促進するための重要な貢献となります。わたしたちは、目下の金融危機を克服し、経済成長を刺激するために日本政府が講じた積極的な措置にも強く注目し、またその成功を望んでいます。未来に目を向けると、世界各国は協力を強化し、公平で、公正な、包含的で、秩序ある新しい国際金融秩序を一歩一歩構築すべきであります。

友人の皆様、今年は中日関係の発展にとって非常に重要な1年でした。両国の首脳は頻繁に相互訪問し、中日間の第4の政治文書「戦略的互恵関係の包括的推進に関する中日共同声明」に署名し、胡錦濤国家主席と麻生首相は北京で中日平和友好条約締結30周年記念活動にも揃って出席しました。今日、中日関係は新たな歴史的出発点に立ち、新たな発展のチャンスとさらに広大な発展の展望を前にしています。このチャンス、この展望は、中日両国のメディアと経済人が、両国の政治的相互信頼の強化、互恵協力の深化、友好交流の拡大の過程で役割を発揮するための舞台を提供しました。メディアを意味する中国語「媒体」の「媒」は紐帯、「体」はキャリヤーです。これはわたしたちに、協力を強化し、未来へ向かうよう促しています。

友人の皆様、今年は中国の改革開放30周年でもあります。この世界が注目する偉大なプロセスは、中国の発展が13億中国人民に幸福をもたらすのみならず、日本にとってもチャンスであり、さらには世界経済の成長を促進する重要な原動力でもあることをすでに示してみせました。目下の世界的な金融危機と世界経済の低迷を前に、わたしたちは自信を固め、力を合わせて協力し、さらに広範な分野、さらに深いレベルで中日両国の経済協力を推し進め、相互利益とウィンウィンを実現しようではありませんか。これは中日両国のメディアが担う重要な責任であるのみならず、両国人民の根本的利益にも合致するものであります。わたしたちは日本経済新聞社と手を携えて共に進み、中日の戦略的互恵関係に新たな1章を添えるためにたゆまず努力することを期待しています。

第12回中日経済シンポジウムの成功を祈ります!

皆様、ありがとうございます!

「人民網日本語版」2008年12月10日

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