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裏千家前家元が訪中、北京に新しい茶室が |
発信時間: 2009-03-25 | チャイナネット |
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中国文化部の招きにより、裏千家の前家元である千玄室氏が22日から26日の期間で中国を訪れ、25日に行われた北京市中日青年交流センターでの新しい茶室「青交庵(せいこうあん)」のテープカットと記念の茶会に出席した。 あいさつする千玄室氏 千玄室氏が中国人民対外友好協会の劉徳有会長(右から二人目)に献茶 「青交庵」の茶室は、中日青少年交流センターに作られたもので、裏千家の北京の連絡拠点になるだけではなく、茶道に興味を持つ北京の人たちによる裏千家淡交会北京同好会の練習の場にもなり、一般の市民に茶文化を紹介する茶の会や、文化交流活動を開催する場所にもなる。 インタビューを受ける千玄室氏 千玄室氏はあいさつの中で、「『青交庵』という名前は今の家元が付けたものです。『青交』とは青少年の交流ということで、中日両国の文化交流、特に青少年の文化交流が推進するよう願っております」と語った。 資料写真:鄧小平副総理(右)と千玄室氏 鄧小平副総理は1979年11月に、親善文化使節として訪中していた当時、家元だった千玄室氏と会見している。千玄室氏はこの30年、「一碗の茶から平和を」という理念で、北京外国語大学をはじめ多くの大学で特別講座や講演を行い、北京、天津、大連の4カ所の大学に茶室を寄贈した。また中国の寺院や古跡で茶会を行い、4回の大規模な中日友好文化交流「裏千家青年の船」を開催するなど、茶道で中日両国の文化交流に力を捧げてきた。1994年に天津商業大学と裏千家が資本を出し合って「天津商業大学裏千家茶道短期大学」を創設した。 また、中国の李長春常務委員は間もなく日本を訪問するが、千玄室大宗匠は李長春常務委員にお茶をもてなすことになっている。 今回の「青交庵」のオープニング式典には、中国文化部前副部長で中国人民対外友好協会の劉徳有会長、在中国日本大使館の梅田邦夫公使が出席した。裏千家の訪中は今回で125回目を数える。 |
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