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在日華人留学生、氷河期に就職成功 中国の文化的背景が強み
発信時間: 2009-06-26 | チャイナネット

昨年夏、陳さんは野村證券のインターンシップにも参加。1週間の就業体験を通じ、同社に対しよい印象を持った。昨年12月末以降、企業側から陳さんに面接に関する電話連絡があった。その後、野村證券、大和証券、三井住友銀行、米国のコンサルティング企業・ベリングポイントから内定をもらったが、最終的に野村證券を選んだ。

 

陳さんは今回の就職活動を通じて、中国語ができることは強みになると実感した。「面接を受けた企業数社は北京や上海などに支社や事務所の設立を希望しており、中国語と日本語がいずれも堪能な人材を特に必要としている。言語と文化への理解、さらに専門知識があれば、仕事を見つけやすくなる」と指摘する。

 

一般的に、陳さんのような華人の東大生は日本語、英語、中国語の3言語がいずれも堪能だ。就職氷河期の再来ともいわれる雇用情勢の中でも、就職活動で困難を乗り越え理想の仕事を見つけている。

 

東大法学部4年次に在籍するある学生は、台湾人の母親と日本人の父親を持つ。台湾生まれの彼は両親とともに米国に渡り、その後日本に戻り東京大学に入学した。彼の日本語、英語、中国語能力はいずれも非常に高く、今年、大和証券SMBCへの就職が決まり、ドイツのある企業からも内定をもらった。

 

このほかに、法学部4年次に在籍する上海出身の林さんも、陳さんと同様、幼い頃両親とともに来日し日本で育った。今年、三菱商事への就職が順調に決まったという。

「チャイナネット」 2009年6月26日

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