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北京大学研修団、「日本歴史文化を体験して」
発信時間: 2009-08-17 | チャイナネット

翌日、華道家元の池坊で華道を体験する。蒸し暑さに対抗し、涼しさを観客に伝えるため、桔梗(キキョウ)、向日葵(ヒマワリ)などの素材を使ってさっぱりした雰囲気をかもすことがポイントと、自由花の手ほどきをしてくれた加藤講師は言う。何もない空間を活かした美、やや斜めにした花が、いかにも微風に吹かれている感じを与えてくれるのがとても不思議で新鮮に思った。

 

筆者が生けた向日葵と華道を体験する一行

香道はより閉鎖的であるため、午後は松栄堂でお香を楽しみ、お香の雑学を少し勉強し、店舗を見学した。

22日のフリータイムを利用して、私は一人で大阪の道頓堀に行き、上方浮世絵館を回った後、驚いたことにわずか500円という低価で「お笑い」体験をした。「おもろい」大阪弁と関西人なりのユーモア。分からない部分もたくさんあったが楽しい一時間を過ごした。事前に調べたところでは、「お笑い」は漫才ともいい、関西地方で独自に発展したとされる、中国の「相声」に近い2人組で披露される演芸である。お笑い芸人、つまり漫才師になろうとする場合、この芸能を極めることを「漫才道」とさえ称するのを知り、感服した。

世界に誇る各種の日本の芸能文化のルーツは、ほとんど中国に遡ることができる。千年を経て独自の道を究め、「伝心」の役割を果たす集団の生活芸術に発展させた。

「北京週報日本語版」 2009年8月17日

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