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ソニー・エリクソン、中国を開発と清算の重心に
発信時間: 2009-08-28 | チャイナネット

ソニー・エリクソンの世界調達と運営の責任者を務めるマシュー・コステロ氏はこのほど、スウェーデンに替わって中国がソニー・エリクソンの研究開発と生産の重心となったとの見方を示した。ソニー・エリクソンの携帯電話と関連部品の約90%は中国で生産されており、研究開発と設計に中国で携わる人員は1300人を超えている。「新華網」が伝えた。

 

国際金融危機などの影響を受け、ソニー・エリクソンは08年、業務転換プランをスタートさせた。組織構造や製品管理などで大きな改善を果たし、製品の種類は60種類から30種類に減らされ、運営支出も2年前より5億ユーロ削減された。だがソニー・エリクソンの中国への投資は依然として続いている。

 

中国は現在、ソニー・エリクソンの世界で最も重要な発展戦略拠点の一つとなった。中国では、研究開発・調達・生産・地域販売・マーケティングが一体化されている。中国での調達額は08年、430億元に達した。

 

ソニー・エリクソンが発表した財務報告によると、同社の今年第2四半期の損益は28億3千万ユーロの損失(納税前)となったが、第1四半期よりはいくらか改善した。第3四半期には谷間を抜け出すことができる見込みだ。

 

コステロ氏によると、ソニー・エリクソンのサプライヤーの80%はアジアに本部を持っている。さらに全てのサプライヤーが中国に工場を持っており、ほとんどの調達と供給のソースは大陸部にある。「私たちの最近の戦略方向は、中国市場への注目を保持し、中国の顧客との協力関係を深め、関連技術の投資協力を展開し、中国本土市場に内在する力を開発することだ」

「人民網日本語版」2009年8月28日

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