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松本市公設地方卸売市場
発信時間: 2009-09-09 | チャイナネット

・ 公設地方卸売市場:松本市により運営される農水産物の卸売市場

・ 取扱品目:青果、水産、食肉、花卉

・ 敷地面積:120,152m2 建物面積:48,739m2

・ 業務開始:1989 年

・ 年間取扱高(2007 年): 青果部 10 万トン 199 億5 千3 百万円

水産部 4 万9 千トン 206 億1 千4 百万円

花卉部 1 千2 百万鉢 8 億6 千2 百万円

・市場の役割

生鮮食料品等は、

(1) 鮮度が最も重要なので、長期にわたる保存が困難である。

(2) 自然条件により生産量が増減するため価格が変動する。

(3) 品物によっては生産地及び出荷地が消費地から遠く離れた地域にある。

(4) 買手の主力が多数の小売商であり、消費者の購買慣行もあり毎日の仕入、販売を必要としている。

このような商品特性から生産者、消費者双方が満足する公正妥当な価格形成、迅速な荷さばき等を行う必要があります。このため多種多様の品物を1ヶ所に集め、集中的かつ能率的な取引を行うには、卸売機能が必要不可欠であり、その卸売機能を合理的にはたす役割を担うのが、卸売市場だ。

用語説明

開設者:公設市場の開設者は松本市長で、長野県知事の許可を受け、市場の業務の許可、取引の指導監督並びに施設の建設及びこれらの維持管理を行っている。

卸売業者:長野県知事の許可を受け、全国から生鮮食料品を集め、仲卸業者、買受人にせり売り等で販売する業者で市場の中心的役割を担っている。

仲卸業者:市長の許可を受け、卸売業者から買い受けた品物を仕分け、調整し、市場内の店舗で、買受人、買出人に販売する。

関連業者:市長の許可を受け、市場機能の充実と市場利用者の便益をはかるため、市場取引に関連する物品の販売、運送、飲食業等の営業を行っている。

買受人:市長の承認を受け、仲卸業者とともに卸売業者の行うせり売り等に参加できる八百屋、魚屋、花屋、量販店等。

買出人:主として飲食店、旅館、仕出屋等で、仲卸業者、関連事業者から食材等の仕入を行っています。卸売業者の行うせり売り等には参加できない。

(資料は国際農林業協働協会(JAICAF)が提供)

「チャイナネット」 2009年9月9日

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