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奈川地区の概要と特徴ある事業
発信時間: 2009-09-09 | チャイナネット

1 松本市奈川地区の概要

豊かな自然と共生する村として、明治4年に旧奈川村は成立以来1村のまま存続し、平成17年4月1日に松本市に編入合併しました。

東京から見た奈川の位置

位置は松本市の最西部に位置し、東西10.7 ㎞、南北13.5 ㎞、地区面積117.65k ㎡、居住地標高1,000m~1,400m、人口935人うち65歳以上366人(39.1%)の山村で、恵まれた自然環境を多くの人々と共有することにより雇用を創出し、農林業体験や自然体験を通しての都市との交流促進や、そばなどの特産品の開発とブランド化、歴史的資源としての野麦峠を冠した観光振興に取り組んでいます。

また、山間地での住環境の改善・充実に取り組むと共に、地球環境の悪化が進行している中、公益的機能が重視されてきている森林について、将来への資源蓄積をも視野に多様で健全な整備に努めています。

2 奈川地区の特徴ある事業

(1) スキー場事業

ア 目的

野麦峠スキー場は村直営施設として、雇用の場の確保と地域経済の牽引役として開発し、運営してきました。

イ 事業の概要

従来の一次産業から観光事業による魅力ある地域づくりの一環として村民の期待を一身に、昭和56年オープンしました。

近年のウインタースポーツ離れにより、入り込み客は盛期の4分の1程度にまで減少してきています。

事業年度 S56~

利用者数 34,000 人(H20)

(2)交流促進と体験型観光事業の推進

ア 目的

山村を訪れる人々のニーズは多様化しつつあります。こうした様々なニーズに対応し、体験・体感型観光を展開することにより都市山村交流が図られ、農地の有効活用と荒廃化の阻止また地域活力の維持と雇用の確保を図っています。

イ 事業の概要

○滞在施設付体験農園施設(クラインガルテン)

事業年度 H8~16 3地区 区画数 60区画 管理棟 3棟

(3)特産品開発と産地化事業

ア 目的

山間地という立地条件を活かし、この地に産する農林産物に付加価値をつけ、さらに産地化を目指す様々な取り組みをすることにより、農地の有効活用と荒廃化の阻止また雇用の創出を目指します。

イ 事業の概要

最近の健康志向と趣味の多様化もあり、そばが注目されています。高冷地で生産される奈川そばは品質も高く高額で取り引きされます。地元で消費するだけでなく生そばで宅配するなどの取り組みを始めています。

また、固有優良品種である保平カブ(赤カブ)の品種固定や、加工品の改良への取り組み、さらに遊休牧場を利用しての乳製品の生産加工事業も開始されました。さらに高地を利用した花卉栽培にも取り組んでいます。

これらの事業をネットワークし、生き甲斐型農業を支援する営農支援システムの構築も進んでいます。

○奈川におけるそばの生産量 30t(平成20年産玄そば)

○奈川における赤カブの生産量 30t(平成20年産)

○アグリチャレンジャー事業

遊休牧場を利用しての新たな畜産の取り組みとして、搾乳牛を飼育して乳製品(チーズ・ヨーグルトなど)の生産及び加工販売を行う。

事業年度 H16

松本市街から見た奈川

(4)住環境の維持改善

ア 目的

恵まれた自然環境は必ずしも暮らしやすい住環境とは言えません。山間地域での住環境の改善維持に積極的に取り組んでいます。

イ 事業の概要

河川水質の保全と住環境の改善のため合併浄化槽の整備(普及率77%)を進めています。また住居周辺の日陰木の除去や花のある美しい地域づくりにも力を注ぎ、廃棄物の最終処分場も単独で建設し、H15 より稼働しています。

(5)森林整備事業

ア 目的

森林率が94%の奈川地区は旧来よりその恵みにより暮らしてきた歴史があります。林業が顧みられなくなった昨今ですが、将来への木材資源の蓄積と、公益的機能を充実するため、間伐等の森林施業を積極的に進めています。

イ 事業の概要

各地区貸付林の間伐や総合的な森林作業を促進するため、森林整備地域活動支援事業を実施しています。

森林の健全な育成を目指し、国・県補助金に市費を上乗せして間伐を促進しています。

「チャイナネット」 2009年9月3日

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