死刑囚の監獄は5平方メートルにも満たない。暖房はなく、昼も夜も監視されている。免田氏は、初めて死刑囚が絞首刑を見たときは気が遠くなり、長い間叫び続けたという。このせいで、罰として2カ月以上手錠をかけたままの生活を余儀なくされ、動物のように食事をするしかなかった。
ほとんど毎日、死刑が執行された。朝ごはんの後、死刑執行人がやってくる。「刑務所の役人が牢屋の門の前で止まると、自分が絞首台に行くのかと思い、動悸が止まらなくなる。彼らが去ってから、呼吸がやっと正常に戻る」
死刑に賛成する日本人はますます増加
アムネスティ・インターナショナル英国支部長のケイト・アレン氏は、「日本の刑には多くの不正行為があり、多くの国と状況が異なる」という。2005年の世論調査によると、80%の日本人が死刑に賛成しており、1970年代よりも23%増加している。
アムネスティ・インターナショナルは日本政府に死刑廃絶を提案している。しかし、免田氏はこれに悲観的だ。「日本の今の刑務所システムは30年前よりももっと悪くなっている。家族との通信や面会の条件も厳しくなっている」と述べる。免田氏は現在も、日本の政治・司法システムに恨みを持っているという。
「人民網日本語版」 2009年9月17日
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