洪志東
ずっと一回は登ってみたいと思いながら、なかなか機会がなかった。
そろそろ新規案件で日本を離れ、先日思い切って「チャレンジ!一生に一度富士登山」ツアに参加してきた。
出発(5合目から)
5合目から6合目までは楽勝した感じなので、あと2合目はこの調子で行けると思ったら、それは大間違いであった。7合目に入ってから、7合目を出るまでは長い、長い登山であった。途中雨が降っては、レインコートの上着とズボンを着たり、暑苦しくなったら、また脱いだりして、7合目から8合目まではもう100%の体力が尽きた感じであった。もうだめか、ここで御来光を迎えようかと断念してしまったほど。
8合目にようやく辿り着く
微かに見えるまだまだ長蛇のように登山し続けている人の列
台風も雨も3000メートル(一万尺)を超えると、ここ8合目は関係なくなったみたいで、ちょっとだけ仮眠してカレーライスを食べ、一歩外は、もう夢のような世界。雲海が下にあり、星は手に取れるような近さで、酸素も薄くなり、人間万事の煩悩が消えたようである。
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