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訓練艦「鄭和」号 韓国訪問を終え日本へ
発信時間: 2009-11-04 | チャイナネット

韓国訪問を終えた中国人民解放軍海軍の訓練艦「鄭和」号は2日、鎮海港を離れ、4日間の日本訪問のため広島県に向かった。

韓国海軍の将兵が強風のなか、鎮海港で訓練艦「鄭和」号の将兵を見送った。4日間の韓国滞在中、双方は厚い友情を結んだ。韓国海軍は熱烈な歓迎式を催し、多彩な見学と交流活動を手配した。両国海軍学校の学生は豊富で多彩な接触と交流を行った。駐留訓練のために双方は相手側に学生2人を派遣し、学術研究や専門的な交流を行い、ヨット、カヌー、バスケットボール、サッカー、綱引きなどの親善試合を行った。「鄭和」号は中国の韓国駐在領事館と韓国海軍の温かいもてなしに感謝するため、甲板で答礼宴を開いた。

「鄭和」号の司令員劉毅・少将は次のように説明した。韓国滞在中、双方は両国海軍の若手士官と学生の交流を強化することについて共通認識に達し、両国海軍の実務協力を一段と深め、両国海軍の友好関係に新しい内容を加えた。

広島県は「鄭和」号の2番目の訪問地。同県では中国海軍工程大学、海軍航空工程学院、海軍大連艦艇学院、海軍士官学校の学生230人が、海上自衛隊幹部候補生学校の学生と幅広い交流を進める。

1957年に設立された幹部候補生学校は、海上自衛隊の初級幹部を養成するための教育機関で、初級幹部としての職務を遂行するのに必要な知識と技能を習得させている。今回は海上自衛隊幹部候補生学校の学生2人が大連から「鄭和」号に乗り組んで、中国の海軍学校の学生と共に訓練を受けた。

劉少将は次のように語った。「鄭和」の韓国、日本訪問と海軍学校の学生間の交流は、「調和の海」という重要な思想を積極的に推進するための実際行動である。幅広い専門的な交流は、中国の海軍学校の学生の職業的資質を高め、学生の国際化を促し、学生のよいイメージを示すことに役立つ。また中国と韓国、日本との国防分野の実務協力と青年同士の友情が一層深まるだろう。

「駐日本中国大使館サイト」より 2009年11月4日

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