胡錦涛国家主席(中共中央総書記)は10日午後、小沢一郎幹事長を団長とする日本の民主党代表団の主要メンバーと人民大会堂で会談した。
胡主席は「今年9月に日本で民主党政権が発足して以来、中日双方は積極的に両国関係の改善に力を入れ、両国関係の安定した移行を実現した。私と鳩山首相は、新たな情勢の下での中日戦略的互恵関係の一層の発展について重要な共通認識に至り、中日関係を新たな発展の段階へと推し進めた。日本側と手を携えて努力し、両国間の4つの政治文書の原則と精神に照らし、各分野・各レベルの交流と協力を一層緊密化し、両国間の重大・敏感な問題を適切に処理し、各種のグローバルな試練に共同で対処し、戦略的互恵関係のより高いレベル、より広範な分野での発展を促していきたい」と述べた。
胡主席はさらに「中国共産党は日本の民主党との友好交流を重視している。民主党と共に、両党の交流制度を不断に完備させ、これを両政権党が対話を行い、相互信頼を深め、協力を促進し、共に発展を図る重要な場に築き上げ、中日戦略的互恵関係の長期的で健全な踏み込んだ発展に貢献できるようにしたい」と表明した。
小沢幹事長は、中国の経済・社会発展の新たな成果や、国際・地域問題において中国の果たしている重要な建設的役割を高く評価。「国際・地域情勢の深いレベルでの変化は、各分野での両国の友好協力の深化に、広大な展望を切り開いた。民主党は一貫して日中関係の全面的な発展を自らの務めとしており、今後も引き続き両党の交流制度を土台に、中国側との協力を強化し、日中戦略的互恵関係をたゆまず新たな段階へと押し上げるべく努力していく」と表明した。
「人民網日本語版」2009年12月11日