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中国の男子が大衰退?
発信時間: 2010-01-19 | チャイナネット

男の子はいたずらで腕白だと頭を悩ませながら、それよりもっと優しく弱くなっているようだと心配されるようになったのはいつからだろうか。中国青少年研究の孫雲暁副主任は昨年末、1年半のデータの収集と研究、分析により、中国の0歳から18歳の男の子は学習や体格、心理、社会への適応力などで様々な危機に直面しているという結論を出した。

理系の試験でも女子生徒が優秀

孫副主任は「統計データによると1998年から2008年、全国の大学入試で成績優秀だった男子学生は66.2%から39.7%に下がり、女子学生は33.8%から60.3%に上昇した。男子生徒が得意とされる理系の試験も徐々に女子生徒に占領されている」と説明する。

31の省や自治区、直轄市の省直属の大学に関する統計では、2006年と2007年度に賞を受賞した男子学生と女子学生の割合は1:2.35で、北京地区では1:2.73、2007年と2008年度は1:2.32、北京地区は1:2.51だった。

日本の男の子より背が低い

学習成績だけではない。男子生徒の体格の低下も国を挙げての危機だ。今回の調査に参加した首都師範大学心理学講師の李文道さんは「中国人は世代ごとに背が高くなってきた。しかし『2005年中国の学生の体格と健康の調査研究報告』では、中国中小都市の11歳から14歳、15歳から18歳の男子生徒の背の高さは、日本の男子生徒に比べてそれぞれ0.9センチと0.5センチ低く、比較的豊かな農村では3.6センチと2.3センチ、貧困な農村では3.9センチと3.3センチも低い。農村人口は中国の大多数を占めていることから、7歳から17歳の中国の男子生徒の平均身長は、日本の同じ年齢の男子生徒より2.54センチも低いことになる」と話す。

男の子は女の子より心理的危機にもろい

身長のほかにも心理的な危機が男の子を襲っている。「北京児童病院が実施した7年間1万9196件の臨床分析と診断によると、その中で男の子の患者は69.19%を占め、そのうち6歳から11歳の男の子の心の病気の発症率は女の子の2倍だった。実際、男の子は私たちが想像しているほど強くはなく、逆に情緒や感情の面では女の子よりももろい」と李文道さんは指摘する。

男の子の「女性化」が深刻

研究の過程でよく孫副主任は、「男の子が男でなくなった」や「男の子の女性化」という社会で議論される声を耳にしていた。孫副主任も小学4年生の女子生徒が「学校の男子はうっとうしくて、服はぴらぴらぴらしていているし、髪にはムースをつけ、話す時も妙な感じ」、中学3年生の女子生徒が「クラスの何人かの男子は小さな鏡や櫛を持っている」と話してくれたことがあるという。

「チャイナネット」 2010年1月19日

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