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豊田社長:BOSの搭載について説明
発信時間: 2010-03-01 | チャイナネット

 

トヨタ自動車の豊田章男社長が1日夕、北京市で大規模リコール問題について記者会見を行った。リコール問題は中国で連日報道され、トヨタの対応に注目が集まっており、記者会見には約400人の記者が参加した。

長春晩報の記者:トヨタ自動車はアメリカで自動車にBOSを搭載したが、このシステムは中国で販売する自動車にも搭載するのか。

豊田社長:まず、なぜBOSを搭載したかについて説明する。アメリカで、一部の自動車が突然加速するという情況が発生し、これには以下の4つの原因が考えられる。1つ目は電子スロットル制御システムの問題。2つ目はマットやアクセルペダルの形など、部品構造の問題。3つ目は部品自体の問題。ひびがあるなどの欠陥である。4つ目は消費者たちの使い方の問題。

私たちは安全第一をデザイン・開発の最も重要な位置に置いており、エンジニアたちは、電子スロットルに問題がないか、毎日点検している。これまでに、電子スロットルに問題が見つかったことはないが、今後も当局と協力し、原因究明を進めていく。もし当局が関連の調査を行う必要があれば、積極的に協力する。また、顧客の意見を謙虚に聞き、関連の情況と照らし合わせ、調査を行っていく。

2つ目、3つ目、4つ目の問題に対しては、自動車に万が一の状況が発生することを防ぐため、BOSを搭載することを決めた。BOSは危険防止の役割を果たす。また、今後発売する自動車にもBOSを搭載することを決定した。アメリカで発生した関連問題について、私たちは当局の指示に従い、消費者が安心して使用できるよう、一部のリコールした自動車にもBOSを搭載している。中国で今後生産する自動車にも、消費者がより安心して使用できるよう、BOSを搭載することを検討している。

「チャイナネット」 2010年3月1日

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