記者会見に参加した豊田章男社長(3月1日に撮影)
トヨタ自動車の豊田章男社長が1日夕、北京市で大規模リコール問題について記者会見を行った。リコール問題は中国で連日報道され、トヨタの対応に注目が集まっており、記者会見には約400人の記者が参加した。
新浪ネットの記者:豊田社長がアメリカでの公聴会が終わったあと、すぐに中国で会見を行ったのはなぜか。中国の市場を安定させることは考えているか。また、豊田社長は中国市場を担当したことがあるとおっしゃったが、中国の自動車市場をどのように見ているか。
豊田社長:アメリカでの公聴会出席後すぐに中国を訪れたのは、やはり私自身の言葉で中国のお客様に対し、直接リコールの内容、そして中国市場における影響を申し上げ、消費者を安心させたいと思ったからである。
私が中国業務を担当した時代と今に違いはない。違いがあるとすれば、中国での業務が以前より少し拡大した程度である。しかし、私たちは中国市場を重要な市場に位置づけており、中国市場で消費者に良い商品を作るよう努力してきた。私たちはお客様を第一に考えており、この点について、中国市場に対する気持ちは何も変わっていない。なお、リコール問題においては、さらに改善し、消費者にすぐに伝えられることを望んでいる。
「チャイナネット」 2010年3月1日 |