暖かな陽春の3月、中日両国友人100人以上が南京市リツ水県天生橋風景区につどい、6年目となる桜の苗木の植樹を行った。中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網(南京支局)」が10日付で伝えた。
「これまで5年間で、私たちはすでに1千本以上を植えています。計画では今後5年でさらに2千本、総数3001本を目指しています。南京が最もさまざまな桜が楽しめる街にしたいですね」と発起人の韓金竜さんは語る。
天生橋から眺めると、「中日民間友好桜花園」はすでにその姿を現しつつあり、桜林のつぼみが開かんばかりだ。1本ごとに植樹者の想いが込められたネームプレートが掛けられている。
韓さんは以前、南京から名古屋に留学。留学中には、署名を募りながら車で日本を一周した。2006年、日本側と共に「中日民間友好桜花園」活動を始め、それから毎年、名古屋南京留学生友好促進会と後援会が日本の友好団を招き桜の植樹を行っている。
「私は日本に住みすでに16年です。毎年この季節になると、日本の人々が桜の木の下に集まり、親しく懇談します。そんな光景をみていると、心があたたまり感動します」という韓さん。
韓さんは、中日両国友人が手を携えてこの桜林を守り、中日民間友好と友情の証しにしたいと望んでいる。
*リツ:「さんずい」に「栗」
「人民網日本語版」2011年3月11日