台湾メディアによると、米災害リスク評価企業エア・ワールドワイドは、11日に日本の東北地方で発生したマグニチュード9.0の大地震が保険業に350億ドル近くの損失をもたらすとの見方を示した。史上最大規模の災難となったが、これに津波による損失は含まれていない。
この額は、2010年の全世界の災害に関する損害賠償金の総額に相当し、長年にわたって低迷状態にある保険市場は保険料を引き上げることになると考えられる。
エア・ワールドワイドは、145億から346億ドルの損害保険対象資産に被害が出たと見ている。1ドル81.85円の為替レートで計算すると、1兆2000億から2兆8000億円にのぼる。
さらに、これは暫定値で、津波の影響や放射線災害の損失は計算されていないことを強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月14日