日本の枝野幸男官房長官は5日午前の会見で、低濃度の放射性物質を含む水の放出は高濃度の放射性物質を含む水の流出を防ぐための措置で、非常に遺憾であり、大変申し訳ないと述べた。
福島原発で汚染水の海への放出が始まったことに対し、韓国で反発の声が上がっている。 朝鮮日報は、「隣国の韓国に一言も通報なし」との見出しで一面トップで報道。「何の協議もなく汚染物質を海に廃棄することは当然、抗議すべきことだ」とする政府高官の発言も報じた。
韓国外交通商省は4日、日本の外務省に放射能汚染水の海への放出に関して確認。国際法上、問題がないかどうかを検討しているという。
ロシアのイワノフ副首相は、「放射能によって海洋が汚染されれば、福島から160カイリ離れたロシアの海域で漁獲する魚ですら、危険になりかねない」とし、米国とロシアの原子力エネルギーの専門家たちは日本側が協力的な態度を取っていないことに不満を抱いており、放射能漏れに関する情報公開をすべきだと示唆した。
全ロシア世論調査センター(VTsIOM)が4日に行った調査では、日本当局が発表している福島第一原発の情況に関する情報を信じていないロシア人が多く、日本当局の情報が客観的だと認識しているロシア人はわずか19%だったことがわかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月6日