福島第1原発事故の検証作業を行うため日本政府が設置した第三者機関「原発事故事故調査・検証委員会」の初会合が7日、東京で開かれた。12月に中間報告をとりまとめ、来年夏までに最終報告を提出する予定だ。
菅直人首相は冒頭で「必要であれば自分自身が会合に出席する。調査にも協力する。世界に説明できる報告を期待する」と述べた。畑村洋太郎委員長(東京大学名誉教授)は「原子力のエネルギー密度は極めて高く、非常に危険なものだが、人々はずっと安全と誤って認識してきた」と指摘。今月中に福島第1原発を視察する考えを示した。委員会は原子力の安全管理制度を検証する「社会システムなど検証」など4チームを設置。事故背景などの事実確認、事故への対応、住民の避難措置、情報公開など各方面の調査を行う。
「人民網日本語版」2011年6月8日