5月に行われた第11回華人学術賞授賞式。段躍中撮影
中国の実力と世界に対する影響力の増加に伴い、日本社会が中国に対する注目はかってないほど急増している。特に中国のGDPが日本を越えた後、この傾向は特に顕著である。中日間の公共外交の重要な窓口のひとつである在日華人出版社が果たす役割はますます重要になってきている。日本僑報社が出版している書籍はすでに注目を集めており、一部の書籍はベストセラーランキングに選ばれた。
日本最大のインターネット書店であるアマゾン社は5年前から日本僑報社の書籍を扱い、中国を紹介する書籍はますます歓迎されるようになってきた。6月9日、日本僑報社は同社出版書籍の5月度アマゾンでの売れ行きトップ3を公表した。それらの作品は、『日中中日翻訳必携』、『中国の対日宣伝と国家イメージ―対外伝播から公共外交へ』と『尖閣列島・釣魚島問題をどう見るか』である。これらの著作に日本で中国語を勉強している方、翻訳者、中国に関心を持つ学者などが注目している。つい最近、早稲田大学の趙新利博士の著書『中国の対日宣伝と国家イメージ』は日本で著名な書店の八重洲ブックセンターのベストセラーランキング6位に選ばれた。
中国の実力増加に伴い、中国の学者が打ち出した多くの概念は世界から注目を集めている。在日の華人学者も日本社会から熱く注目を集めるようになった。多くの華人学者は日本の知名な大学で教授、学部長、副校長などの重要なポストに着任するようになった。さらに、「80後」といわれる若い学者も次々と学術の著作を発表し、知名な大学から博士の学位をとるようになった。