
日本の宇都宮市にある昔かたぎの居酒屋でお客をひきつけるため、2匹のサルが従業員になってお客におしぼりやビールなどを運んでいる。この2匹のサルはお客に喜ばれているだけではなく、すでにこの居酒屋で最も注目される「最高のウエイター」になっているという。
今年63歳の居酒屋の店長、大塚さんによると、この2匹のサルは名前をそれぞれふくちゃん(4歳)、とやっちゃん(12歳)といい、もともとペットだったが、サルが居酒屋での店長の動作を観察していることに気づき、専門的なトレーニングを行ったという。
ウエイターのサルたちは居酒屋でサービスを提供するときに、人間と同じように服を身に着けて、てきぱきと働き、店で忙しそうにしている。ふくちゃんの仕事はお客様に暖かいおしぼりを手渡して、酒を飲む前に手をきれいにするためだ。12歳のやっちゃんはふっちゃんより才能があるようで、主な仕事はお客に給仕してお酒を運ぶことだ。やっちゃんはお客の注文を聞いてわかるだけではなく、すぐにその酒を運んでくることができる。多くの客がサルたちにご褒美として枝豆をくれる。
34歳の客が「サルは態度が悪い人間の店員よりましだ」というほどだ。また、サルは人間の話がわかるという客もいる。滝川さんという客は、サルに「もっと酒を持ってこい」といったら、意外にも本当にビールを持ってきたという。本当に不思議なことだと話した。
今、やっちゃんとふくちゃんはすでに現地の役所が発行した証明書をもらい、正式に居酒屋で働くことができるようになっている。日本動物保護法の規定により、サルたちは毎日最長2時間しか働けないため、やっちゃんとふくちゃんは通常交替で働いている。
店長の大塚さんは次世代の「サル従業員」を育てたいと思っており、今は3頭の子サルを訓練中、できるだけ早く正式に就業させたいといっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月27日