数日前、私が田田の成長記録として、ネットに『日本の幼稚園での最後の運動会』と題した文をアップすると、たくさんの様々なコメントをもらい、この隣国には私たちが学ぶべき多くのことがあるのではないかと思うようになった。田田は来日前にも北京で一年間幼稚園に通った経験があり、幼稚園に対しては慣れているつもりだったのだが、日本の幼稚園には「えっ!」と驚かされることもあり、それをみんなで共有したい。孫子曰く、「知己知彼、百戦不殆(彼を知り己を知れば百戦して殆うからず)」。これを中国-日本に当てはめたとき、そこには「一衣帯水」のような優美さはない。だが、幼児教育は教育の根幹で、スタートライン。ここで負けるわけにはいかない。
3.着替えの繰り返し
4.真冬の半ズボン
7.完全縦割り教育
9.数えきれないほどの年間行事
カレンダーに書き込んだお弁当の日、これは田田が遠足に出かけた日だ。1年見返してみると、いくつの山に登り、何回湖に出かけ、どれだけの動物や植物を観察したか分からないくらいだ。これ以外にも、ドングリ拾いやお餅つき、運動会、コミュニティ発表会、お泊まり会、保育園の記念日、発表会、お寺詣り、作品展等等…とにかく行事が多い。結論として、活動こそ日本の幼稚園の命と言える。
10.中国人にも忘れ去られた祝日を祝う日本の幼稚園