中国人の日本旅行人気の高まりと、日本政府による中国人向け個人観光ビザの制限緩和に伴い、中国人の日本旅行における従来の消費観念が変化しつつある。日本旅行をする中国人は今や、富裕層から中間所得層にまで拡大しており、旅行の目的もショッピング中心から文化体験へと徐々に変化しつつある。日本新華僑報網が伝えた。
中でも日本の食文化は中国人の間で注目を集めている。最近、「中央線:ラーメン食べ歩きの旅」という観光プランが中国人観光客に人気となった。日本に住む中国人ガイドが観光客を連れてJR中央線沿線のラーメン店をめぐるというもので、観光客は様々なラーメン店を訪れ、様々な味のラーメンを味わい、大いに見識を広めた。
麺は中国人にとってありふれた家庭料理だが、ラーメンは日本生まれのれっきとした日本食だ。重要なのは日本のラーメン文化である。例えば「荻窪ラーメン」は、1980年代の全国的なラーメンブームに乗り、瞬く間に一世を風靡した。日本のラーメン文化を体験することは、食文化体験の一部分なのだ。
「人民網日本語版」2012年2月18日