日本僑報社第15回華人学術賞発表 清華大研究者が受賞

日本僑報社第15回華人学術賞発表 清華大研究者が受賞。 4月18日、日本僑報社は第15回「華人学術賞」の受賞作品を発表した。お茶の水大学の博士号取得者、現在、中国清華大学社会学部ポストドクター研究員を務めている于建明博士が日本語で書いた博士論文『中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的研究―ライフコース論の視点から』が受賞した…

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発信時間: 2013-04-22 11:23:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

于建明博士。日本僑報社提供

4月18日、日本僑報社は第15回「華人学術賞」の受賞作品を発表した。お茶の水大学の博士号取得者、現在、中国清華大学社会学部ポストドクター研究員を務めている于建明博士が日本語で書いた博士論文『中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的研究―ライフコース論の視点から』が受賞した。受賞論文は日本僑報社より五月末に発売される予定。

石原邦雄成城大学教授、東京都立大学名誉教授と藤崎宏子お茶の水女子大学大学院教授は、『中国都市部における中年期男女の夫婦関係に関する質的研究』刊行に当たってそれぞれ推薦文を寄せられた。

石原教授は次のように推薦している。「本書の特色は、なんと言っても中年期にある北京の男女30数ケースについて、極めて詳細なインタビューを実施して、彼女らの夫婦関係の実像を丁寧に浮かび上がらせることに成功している点であろう。著者はしかし、それを単に中年期夫婦のあり方として記述するだけでなく、中年後期にある群と、中年前期にある群を対照する形で取り上げることによって、文革期の影響を強く受けた年長世代と、その影響を受けていない反面、近年の経済の急成長のもとでの、職業生活の変化を経験している中年前期世代の間に見られる、ライフコースとライフステージの違いと両者の絡みあい方の中に、現代中国家族の変化と夫婦関係における問題の現れ方を的確に捉えることに成功している。日本に留学して学んだ理論と方法を、中国における家族研究に生かした成功例であるとともに、日本の家族研究に対しても少なからぬインパクトを持つ成果であると評価できる。」

于建明博士は、1975年生まれ。1997年山東師範大学日本語学部を卒業した後、北京外国語大学日本学研究センター日本社会コースに進学。在学中の1999年3-9月日本東京都立大学(現首都大学東京)に短期留学し、石原邦雄教授に師事。2000-2005年、北方工業大学に日本語講師として勤務した後、2005年4月に日本政府国費留学生奨学金を受け、1年間の研究生の期間を経て、2006年4月にお茶の水女子大学大学院博士後期課程に入学。藤崎宏子教授のご指導のもとで、2012年3月に博士後期課程を修了。2013年現在、中国清華大学社会学部にポストドクター研究員として勤務。

日本僑報社が2002年に中日国交正常化30周年を記念して創設した「華人学術賞」は、中国人博士の学術成果を日本社会に広く紹介することが目的で、この11年間で、すでに15人の中国人博士が受賞している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月22日

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