韓国人が日本の対馬島の自衛隊基地近くの不動産を購入したことに、日本の保守派政治家と右翼は不満を示し、韓国側によるスパイ活動ではないかと疑った。「新華ネット」が伝えた。
対馬島は朝鮮半島と日本の南西部の九州の間にあり、長崎県が管轄している。面積は約700平方キロ、約3万6000人の住民がいる。
最も近い所で韓国の海岸から約50キロ、日本の福岡市から約130キロの場所にある。島には対馬島と本州の間の対馬海峡を監視する日本の海上自衛隊の基地がある。
1999年、対馬島と韓国の釜山を結ぶ高速フェリーが開通したことにより、韓国人観光客が増加し、現地に多くの観光収入をもたらした。島の観光協会の統計によると、2013年の韓国人観光客の数は約18万人で最多を記録した。それに対し、日本人観光客の数はわずか3万から5万人である。
韓国人観光客の増加に伴い、韓国人は島に不動産を購入し、宿泊施設を建てるようになった。その一方で、日本の多くの若者が島を離れ、現地の観光業者は跡継ぎがいない境地に直面している。
2008年6月、韓国人が建てた1軒の宿泊施設が対馬島の海上自衛隊基地の近くで営業を開始した。この旅館には60~70人が泊まることができ、2013年の宿泊客数は約7000人で、その多くが韓国人観光客だった。