第21回国際海軍力シンポジウムの開催期間に、海上幕僚長の河野克俊氏は中国海軍司令員の呉勝利氏に会談を要請したが、断られた。呉氏は17日、「中日両国海軍の会談は、両国の元首・政府首脳の会談に先んじてはならない」と述べた。「環球ネット」が伝えた。
河野氏は17日、同シンポジウムに出席する呉氏と会談したいと述べた。呉氏と河野氏は16日夜に開かれた晩餐会で簡単なあつさいをかわしたが、中国側は日本側の要請に応じなかった。呉氏は17日、「中日両軍の会談実現の条件が満たされていない。中日両国海軍の会談は、両国の元首・政府首脳の会談に先んじてはならない。軍事外交は国家外交の構成部分であり、国家外交の前に立てば問題が生じる」と指摘した。
グリーナート米海軍作戦部長の招待に応じ、中央軍事委員会委員、海軍司令員の呉勝利氏は代表団を率いて15日に訪米し、アメリカ海軍大学校が16-19日に開催する同シンポジウムに出席した。
呉氏は「新型海上安全観の樹立、平和・発展の海洋環境の共同建設」をテーマにスピーチを行い、太平洋地区のパネルディスカッションに出席し、各国の海軍の指導者と会談する。
中国海軍の指導者が、同シンポジウムに出席するのはこれが初めてだ。
同シンポジウムには、100以上の国の海軍・沿岸警備隊の指導者が出席する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月18日