在日ロシア通商代表部のセルゲイ・エゴロフ代表はこのほど、ロシア・トゥデイの取材に対し、ロシア制裁による日本の損失は約100億ドルにのぼる可能性があるとの見方を示した。
ロシア・トゥデイの6日の報道によると、エゴロフ代表は、「損失の総額が数十億ドルに達することは間違いない。中期的な損失は100億ドルに達する可能性もある。これは非常に大きな損失だ」と語った。
エゴロフ代表によると、ロシアの日本からの輸入は昨年、自動車と工業設備の分野で特に大きく減少した。「減少の最大の原因はルーブル安だ。これによる日本の経済的な損失は数十億ドルにのぼる。日本のロシアへの輸出の減少はまた、日本が国家の枠組みで、ハイテク商品の貿易の規制を厳格化したことにも関係している」
日本財務省のデータによると、昨年の日本のロシアからの輸入は約222億ドルで、そのうち182億6千万ドルを石油と天然ガスが占めた。日本のロシアへの輸出総額は約82億ドルで、貿易総額は約304億ドルだった。
2013年の日露貿易総額は348億ドルで、ロシアの輸出額は238億ドル、輸入額は110億ドルだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月10日