人的交流の他に、技術交流も中日民間交流の重要内容になっている。中国科学技術部中国科学技術交流センター長の秦洪明氏によると、同センターが実施している「日本シルバー受け入れ事業」は、特色あふれる技術交流プログラムの一つだ。中国の地方が専門的なデータバンクを通じ、同センターに技術の需要を提出する。同センターは日本側のシルバーボランティアズ協会と連絡し、すでに定年退職した日本人専門家を中国の技術指導に招聘する。同プログラムは現在、主に環境保護、農林水産、牧畜などが中心となっており、延べ4600人以上の日本人専門家を招聘している。
中国科学技術部は他にも、国家級「中日技術移転センター」の設立に向け準備を進めている。日本の科学技術振興機構や中小企業連盟と共に、両国企業に向けより実務的で後顧の憂いなき技術交流の場を構築する。これらの具体的な技術交流プログラムは日本側の代表者の興味を引いた。日本の代表者は多くの質問を行い、今後の協力の可能性について話した。