日本が発明したロボットは、肉体労働ができるほか、サービス業も担当できる。12月2日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した「第21回国際ロボット展」は、多くの来場者を集めた。展示された産業用ロボットは、機械のイメージを捨て、「人型化」していた。
身長1.7メートルのロボットは、両手で物を箱に詰め、目で検品することができる。このロボットを開発した企業の関係者は会場で、「このロボットを生産ラインに投入し、労働者と肩を並べて働けるようにしたい」と述べた。
注目を集めていた東芝の第2代女性ロボット「地平ジュンこ」が今年6月誕生し、会場で話題となった。身長は1.65メートルで、スタイルが良く、日本語・英語・中国語で会話できる。第1代の「地平アイこ」は今年4月、三越百貨店の接客カウンターに雇われた。
東芝の関係者は、「この女性ロボットの進化を続け、2020年東京五輪で外国の来賓をおもてなしできるようにしたい」と話した。
日進月歩の勢いで進化する科学技術により、ロボットが日本の多くの職業を担当することになる。野村総合研究所の職業研究報告書は、10-20年後に日本の49%の作業が人の手を必要としなくなると予想した。
この報告書によると、医師、教員、美容師、ガイドなどコミュニケーションと判断が必要な職業で、ロボットが人の代わりになることはない。また映画監督やミュージシャンなど創意が必要な職業は、自動化がより困難だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月5日