日本政府は今月24日、2016年度予算案を閣議決定した。高齢化による社会保障費の増額に伴い、一般会計の総額が過去最大の96兆7218億円となった。
防衛費および外交予算が初めて5兆円を超えた。安倍政府は防衛費を4年連続で増額し、離島防衛を強化している。主要国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で積極的に外交を展開するため、政府開発援助(ODA)も1.8%増の5519億円とし、17年ぶりの増額となる。安倍政権が国際社会での影響力拡大を目指していることが分かる。
経済成長により、税収は25年ぶりの高水準となる。新規国債発行額は2015年度を2兆4310億円下回るが、政府および地方自治体の借金残高は1062兆円という過去最大規模に達する。2016年度予算案は来年の通常国会に提出され、3月の可決を目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月25日