日本海上自衛隊と米海軍が、来年2月に南中国海で共同訓練を実施する方針を固め、これに豪海軍が参加を検討していることが分かった。日米豪3カ国は、来年2月にインドが開く国際観艦式へ艦船を派遣する。これに合わせ、南中国海で共同訓練を行うことで調整している。産経新聞が伝えた。
海自の護衛艦1隻が参加する。米豪の艦船と、戦術運動訓練や通信訓練、乗組員の艦船乗り換えなどの実施を想定している。
日本政府は来年以降、南中国海での活動を拡大していく。アフリカ・ソマリア沖で海賊対処任務に派遣される海自護衛艦が帰国する機会などを捉え、南中国海で共同訓練を実施。フィリピンやベトナムなど、領有権をめぐり中国と対立する南中国海周辺国との訓練実施も視野に入れている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月29日