中国外交部の陸慷報道官は20日の定例記者会見で、日本が軍事・安全面で慎重になり、平和的発展の道を歩み続けることを願うと表明した。
記者からは「昨日は日本の安保法成立1周年だった。報道によると、日本の一部の市民団体は大規模な抗議集会を開き、2万3000人が参加したとされている。中国側はこれについてどのように論評するか」という質問があった。陸報道官の回答は次の通り。
この問題について、我々はすでに何度も立場を表明している。日本軍国主義が前世紀に発動した侵略戦争は、中国とその他のアジア諸国に深刻な災いと被害をもたらした。日本の罪なき民間人も、最終的に犠牲になった。まさに歴史的な原因により、日本の軍事・安全面における関連する動きは当然ながら、アジアの隣国と国際社会から注目される。日本国民と識者が歴史の同じ轍を踏もうとせず、平和憲法を守れと声を上げることには理由があり、理解もできる。
日本側がしっかりと歴史の教訓を汲み取り、日本国内と国際社会の正義の声に真剣に耳を傾け、アジアの隣国の安全の関心事を重視し、軍事・安全面で慎重になり、平和的発展の道を歩むことを我々は願う。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月21日