日本空自の飛行教導隊、中国空軍の情報を収集

日本空自の飛行教導隊、中国空軍の情報を収集。

タグ: 日本,航空自衛隊,仮想敵機部隊

発信時間: 2016-10-10 11:19:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

部隊の訓練効果を高めるため、各国は専門的なブルーチーム、もしくは仮想敵部隊を組んでいる。これは仮想敵の作戦方法を想定し、自国部隊の対抗訓練を実施するためだ。日本の航空自衛隊には専門的な仮想敵機部隊、飛行教導隊がある。

空自の飛行教導隊は1981年発足。宮崎県の新田原基地に常駐し、航空総隊司令官が指揮をとっている。これは優秀な戦闘機パイロットを育成するため設立された特殊部隊だ。緊急発進などの防空任務を担当するだけではなく、外国空軍の戦闘機空戦戦術・戦法・訓練方法などの研究に専念している。主に航空総隊所属の各航空団の日常訓練に協力と支援を提供し、技術面で「教導」を行う。また年に一度の戦技競技会で仮想敵になる。

30年以上に渡り、空自は飛行教導隊の建設を重視してきた。最高の航空機、最高のパイロットが飛行教導隊に配備されている。1981年の発足当時には、T-2練習機5機、T-33練習機2機が配備された。1983年には7機に増加し、1990年にはF-15JとF-15DJに変更された。現在はF-15J戦闘機2機、F-15DJ戦闘機6機が配備されている。

飛行教導隊のパイロットの選考基準は極めて厳格で、各戦闘機部隊のエリートの中から優秀パイロットが選ばれる。彼らは経験豊富で、飛行時間は短くても1000時間以上。

冷戦時代の東西陣営の対立、北方四島の領有権を巡る係争により、旧ソ連は自衛隊の仮想敵だった。そのため飛行教導隊は主に旧ソ連空軍を模倣し、その戦術を学ぶほか、T-2とT-33でMiG-21戦闘機を想定した。日本は旧ソ連の解体後も、北方四島問題によりロシアを仮想敵とし、F-15JをSu-27戦闘機と想定し訓練を続けた。

中国の国力と軍事力が近年強化され、日本では「中国脅威論」が常に騒がれている。情報によると、飛行教導隊はすでにターゲットを中国空軍とし、その戦闘機のデータ・資料・画像・動画などの資料を集めている。さらにF-2、F-15J戦闘機をJ-10、J-11戦闘機と想定し、その他の部隊と対抗訓練を実施しているという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月10日

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