日本の戦闘機が中国軍機を妨害 日本側の意図的な行為=専門家

日本の戦闘機が中国軍機を妨害 日本側の意図的な行為=専門家。

タグ: 戦闘機 宮古海峡 訓練 恒例

発信時間: 2016-12-12 10:02:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国防部の楊宇軍報道官は10日、「中国空軍の航空機が10日午前、宮古海峡上空を通過し西太平洋の定例遠洋訓練に向かう際に、日本の自衛隊がF-15戦闘機2機を出動させ、中国機に対して近接妨害を行い妨害弾を発射し、中国機と人員の安全を脅かした。中国側の操縦士は直ちに必要な対策を講じ、訓練を継続した。宮古海峡は公認されている国際的航路である。中国空軍の今回の遠洋訓練は毎年恒例のものであり、特定の国や目標に向けられたものではなく、関連する国際法と国際的な慣例に合致する。日本の軍機の行為は危険であり、専門的ではなく、国際法が付与する航行と飛行の自由を損ねた。中国側は本件に深い関心を寄せるとともに、厳正に抗議する」と述べた。

楊報道官は「日本の軍艦及び軍機は近年、誤解と海・空の摩擦、さらには衝突を引き起こしかねない妨害活動をたびたび行っている。我々は日本側に対して、地域の安定と中日関係の大局の維持に着眼し、効果的な措置を着実に講じ、海と空の安全問題の発生を防止するよう求める」と述べた。

南海研究協同創新センターの石亮研究員は、次のように指摘した。

宮古海峡は琉球諸島の本島・沖縄島と宮古島の間の航路であり、台湾海峡の2倍で非常に広い。法的性質によると宮古海峡すべてが領海ではなく、海峡の領海以外の海域は海峡沿岸国である日本の排他的経済水域だ。1982年の「国連海洋法条約」の規定によると、軍艦・軍機を含む各国の船舶と航空機は、宮古海峡で公海およびその上空に適用される航行・飛行の自由を持つ。そのため中国軍機が宮古海峡の上空を通過することは、国際法的に見ると完全に合法である。日本の軍機による妨害行為は、中国を含む国際社会の航行の自由を深刻に損ねている。

注目すべきは、中国の軍機が宮古海峡を通過し西太平洋の海域で遠洋訓練を行うことが、終始公開され透明である点だ。先月の中国国防部定例記者会見において、楊報道官は解放軍空軍機がバシー海峡と宮古海峡を通過し遠洋訓練に向かう件に関する質問に対して、訓練は中国軍の毎年恒例のものであり、今後もこのような訓練を継続すると表明していた。そのため日本側は当然ながら、中国軍機が恒例の訓練を行うことを知っていたはずだ。日本側が関連海域の上空の状況を監視し、中国側の正常に訓練を行う軍艦及び軍機に妨害・破壊する機会を伺っていた可能性を否定できない。この意図的な行為は日本側の悪意を深めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月12日

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