日本の大型チェーンホテル「アパホテル」の客室内に、南京大虐殺と慰安婦の歴史を否定する本が置かれていたことが発覚すると、中韓などの国から注目が集まった。本件の影響が広がり、アパホテルは中韓の国民および旅行会社から反発を受けた。アパホテルの元谷外志雄社長は先週末、本件について初めて公の場で発言し、本を絶対に撤去しないと述べた。
元谷氏はさらに「問題になってから、多くの国会議員を含む各界からの支持があった。本件のおかげで、全国各地から私を激励する1万以上の手紙が届いた。特に多くの国会議員が電話で私を応援してくれた。皆さんの期待があり、こんなこと(ネット上の動画の炎上)があったからといって、本を撤去することは絶対にない」と述べた。
中国人と旅行会社からの反発については「中国のサイトが私のホテルを予約しようとしても、受注することはない」と述べた。さらに厚顔無恥にも「数ヶ月後、人々は何が起きたかを忘れ、名前だけを覚えることだろう。だからホテルはこの知名度により、本件の欠損を補うことができるかもしれない」と述べた。
元谷氏の発言に関する動画に中国語字幕が付され、22日に中国のネット上で直ちに物議を醸し、多くの中国人ユーザーの怒りを買った。環球網は22日夕方「ホテルをボイコットするか」と題するオンライン調査を行い、多くのネットユーザーがすかさず投票した。昨夜の原稿作成まで、1万6200人以上のネットユーザーが投票を行い、98%がボイコットに賛成し、2%が反対した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月23日