中国外交部の華春瑩報道官は本日の定例記者会見で、慰安婦の強制連行は日本軍国主義が第二次大戦中に被害国の国民に対して犯した人道に大きく悖る罪であり、動かぬ証拠が十分に揃っており、言い逃れは許されないと表明した。
質問:報道によると、ドイツのウィーゼントで9日、欧州初の慰安婦像の除幕式が行われた。日本の岸田文雄外相は10日、ドイツや米国などで行われている活動は日本側の立場に合わず、深く失望していると述べた。本件については、どのように論評するか。
答え:中国側は関連報道に留意している。我々は何度も、慰安婦の強制連行は日本軍国主義が第二次大戦中に被害国の国民に対して犯した人道に大きく悖る罪であり、動かぬ証拠が十分に揃っており、言い逃れは許されないと指摘してきた。我々は日本側が関連国及び国際社会の関心事を直視し、責任ある態度により関連問題を適切に処理することを願っている。
それから他にも指摘しておきたいことがある。米国と世界各地にホロコースト記念館や記念碑が広く存在するのと同様、慰安婦記念碑の性質は同様だ。その目的は一つのみ、人々に歴史を忘れぬよう促すことだ。日本側の一部の人物は、歴史問題で言葉をはぐらかし、さらに他国の歴史を銘記するための正当な行動に対していちゃもんをつけ、横槍を入れている。これは日本人が反省し、世界の人々が警戒するに値することだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月14日