米タイム誌(電子版)は11日、トランプ大統領の独占インタビューの内容を掲載した。トランプ大統領は、マティス国防長官が2月上旬に日本を訪問した際、35機の最新鋭F-35ステルス戦闘機がレーダーに探知されずに日本上空を飛行していたとの認識を示した。トランプ大統領は「日本の上空を飛行し、誰もが『一体どこから飛来したのか』と言っていた。あれがステルス機能だ。本当に格好良い」と述べた。
ロッキード・マーティン社にF-35のコスト削減を求めるトランプ大統領は、日本の安倍晋三首相と初の会談を開いた際に、まず真っ先に感謝の言葉をかけられたという。トランプ大統領のおかげで、同機を調達する日本が「1億ドル」節約できたからだ。
しかし米国メディアはすかさず、トランプ大統領の発言を疑問視した。CNNは、日本に配備されているF-35は10機のみで、マティス氏訪日の数週間前だったと報じた。これらのF-35は日本に到着する際に、秩序正しく着陸していた。
CNNは「(マティス氏訪日期間中に)他にもF-35が日本に展開していた可能性はあるだろうか。F-35の他の海外配備としては4月に欧州に派遣されただけで、日本に来ていたのが事実なら最高機密に相当するものだった」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月15日