日本の「地獄の島」、罪を白日の下に
日本の「地獄の島」、罪を白日の下に。
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日本の「軍艦島」の真相が最近、再び国際メディアから注目されている。ファシズムの罪ある歴史を意図的に隠す日本側に、中韓などの国民が再び不満を募らせている。
第二次大戦中、朝鮮半島と中国の労働者がこの小島で強制労働させられ、非人道的な扱いで苦しめられた。虐待により死亡した労働者も多い。この韓国メディアから「地獄の島」と呼ばれる場所は2年前、「明治日本の産業革命遺産」の一部として世界記憶遺産に登録された。しかしユネスコ記憶遺産選考委員会は当時、これらの遺跡を登録する際に、日本は「歴史全体を説明すること」という条件を提示した。日本側も申請中、多くの労働者が過酷な環境で使役されていた事実を認め、遺跡でこの歴史を紹介すると約束した。
ところが軍艦島に立てられた説明の看板は、労働者の強制連行と虐待に関する歴史に一言も触れていない。歴史と世界の人々を前にして、日本は再び都合の悪い所だけ忘れるという「本領」を発揮した。これは日本側の信頼にもとる行いを暴露しただけでなく、日本政府および日本社会の歪んだ歴史観を浮き彫りにした。
歴史の真相を忘れることはできない。この歴史を反映した韓国映画『軍艦島』が、韓国とその他の国・地域で公開される。韓国側が制作した『軍艦島の真相』という短編動画は今月より、米NYタイムズスクエアの電子ボードで放映されている。
軍艦島は長崎港から南西にある、面積約6.3万平方メートルの島で、正式名称は端島。その形状が軍艦に似ていることから、軍艦島と呼ばれる。付近の海底には高品質の石炭が埋蔵されている。1890年に三菱に買収され、当時の日本で有名な石炭の産地になった。石炭を採掘させるため、朝鮮半島や中国から多くの労働者が強制徴用された。史料によると、朝鮮半島の労働者約500人がここで酷使され、100人以上が死亡した。また多くの中国人労働者も酷使され、死亡した。
慰安婦は金目的の売春婦と侮蔑するように、日本の右翼勢力は労働者の徴用は「国民徴用令」に基づき行われたことで、当時は国際法に違反しなかったと言い張っている。また強制徴用された労働者は虐待されておらず、「日本人と同じ待遇」を受けたと妄言を吐いている。これらの妄言は多くの一般的な日本人を惑わしている。今日の多くの日本人にとって、軍艦島は日本の近代の繁栄、近代の産業革命を代表する遺産であるが、非人道的な虐待を受けた外国人の運命について知る人は少ない。
国のイメージを改善し、国際的な地位を高める。これは日本政府の戦後レジームを打ち砕く重要な戦略の一つであり、遺産登録は突破口の一つだ。その過程において、日本側は侵略の歴史を極力隠蔽・歪曲し、近代以降の日本の発展の歴史を、国の滅亡を救い生存を図る、「アジア民族解放」の歴史と見なそうとしている。遺産登録申請により自分の功績を吹聴し、侵略の歴史を美化する自信を深めている。
歴史認識のズレは、日本が隣国から許されない重要な原因だ。日本の右翼勢力に東アジアと世界の歴史を勝手に書かせないため、日本の侵略の被害国である各国は、この生命の軽視と侵略行為の粉飾に警戒を維持し、右翼勢力がファシズムの評価を覆そうとすることを阻止しなければならない。軍艦島という「地獄の島」の真相、多くの意図的に隠蔽された罪ある歴史を、白日の下にさらす必要があるのだ。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2017年7月24日
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