日本の安倍晋三首相は3日に実施する内閣改造で、前行政改革担当相の河野太郎氏を外相に起用する方針を固めた。政府筋が2日、明らかにした。共同通信が2日、伝えた。
河野太郎氏は1963年1月10日生まれで、元内閣官房長官、元衆議院議長の河野洋平氏の長男で、総務政務官、法務副大臣を歴任。2015年10月7日には安倍内閣の国家公安委員長、行政改革担当相に就任。河野太郎氏は自民党の麻生派に所属し、衆議院議員に7回当選している。
父の河野洋平氏は自民党の重鎮で、党内の河野グループのリーダーだ。1976−86年に新自由クラブの党首に就任し、その後自民党の宮沢派に所属。1993−95年には自民党総裁、2003−09年には衆議院議長に就任。2002年4月にはC型肝炎による肝硬変を治療するため、河野太郎氏の肝臓移植を受けていた。
河野洋平氏は自民党内で対中友好を主張する有名な外交専門家、ハト派の政治家で、日本の「知中派」外交官と呼ばれている。中国との友好を主張し、戦争責任問題を深く反省している。内閣官房長官時代には有名な河野談話を発表し、第二次大戦中の慰安婦問題について謝罪した。河野洋平氏は2001年、李登輝氏の電撃訪日に反対した。2006−07年には8月15日の全国戦没者追悼式で追悼の言葉を述べ、第二次大戦中に日本軍の人権侵害行為について謝罪した。河野洋平氏は右翼を中心とする一部の日本人から強い反発を受けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月3日