JR西日本が運行する新幹線が11日、故障で運休となった。調査員によると、車体と車軸を固定する鋼製の「台車枠」に亀裂が見つかり、油漏れもあった。運輸安全委員会は13日、同委員会が2001年に設立されてから、新幹線で初の重大インシデントを認定した。共同通信が伝えた。
博多発東京行きののぞみ34号は11日午後1時30分過ぎに出発。1時50分頃に小倉駅を出発する際に、車掌らが焦げ臭い匂いに気づいた。新幹線のメンテナンス担当者が岡山駅で乗車後、状況を確認した。異常な揺れが聞こえたが、列車の正常な運行に影響はないと判断。列車は引き続き運行したが、京都駅を発車後に再び異臭がした。調査員はその後、車体の底から油漏れを確認し、かつ4両目の台車枠に亀裂を見つけた。
JR西日本はその後、のぞみ34号を一時運転見合わせとし、さらに約1000人の乗客を別の列車に乗り換えさせた。
国土交通省の運輸安全委員会は、台車枠が破損すれば脱線の恐れがあったと発表した。
JR西日本は今月10日、この列車の目測の検査を行った。先月30日にはエンジンを検査したが、異常は見つからなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月15日