中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は26日午前、北京の人民大会堂で日本の安倍晋三首相と共に第1回中日第三国市場協力フォーラムに出席し、あいさつした。
李克強氏は、今回のフォーラム期間中、両国の地方政府、金融機関、企業が180億ドル(1ドル=約112円)を超える50件以上の協力協定を締結したと紹介。両国が展開する第三国市場での協力は潜在力が大きく、将来性が高く、必ず中日間の実務協力の新たな柱になることを十分に証明していると語った。
李克強氏はまた、中国は巨大なグローバル市場で、われわれは対外開放を揺るぎなく一段と自主的に拡大し、市場化、法治化、国際化のビジネス環境を構築すると表明。日本企業が中国の新たな対外開放のチャンスをつかみ、中国での投資、起業を歓迎すると述べた。
安倍氏は、日本は中国と共に、開放性、透明性と市場化の原則に従い、第三国市場で対象となる第三国のニーズと国際標準に沿った協力プロジェクトを展開し、互恵・ウィンウィンさらには「ウィン・ウィン・ウィン」を実現し、地域と世界の発展に貢献したいと述べた。
新華網より 2018年10月27日