神奈川県大和市は、歩きスマホ禁止の条例制定を検討している。市議会で可決されれば、街中、歩道、駅前広場などの公共スペースで歩きながらスマホや電子機器を見る行為は違法になる。
サイト「天空新聞24」に掲載された6月1日の記事によると、研究者は今年1月、大和市の2駅で歩行者6000人ずつを観察し、12%が歩きスマホをしていることがわかった。大和市の人口は約24万人で、一部の議員はかなり高い割合だとの見解を示した。歩きスマホは人同士の接触、さらには交通事故のリスクにも繋がるため、市は関連の条例を制定し、市民に安全を呼びかけようと考えている。条例案は歩行者に止まって携帯電話を使用するよう求めるが、罰則は設けていない。
大和市は6月開催の市議会定例会に条例案を提出し、7月1日からの実施を目指している。可決後、歩きスマホ防止条例の制定は日本初となる。日本は自動車や自転車の運転中に携帯電話を触ることを禁止する法律または条例をすでに制定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年6月3日