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japanese.china.org.cn |07. 10. 2022

「中日友好大使」パンダ、日本の人々との半世紀にわたる絆

タグ: パンダ
新華網  |  2022-10-07



「アドベンチャーワールド」で開催されたジャイアントパンダの赤ちゃん「楓浜(ふうひん)」の誕生日会の様子。(2021年11月22日撮影、和歌山=新華社記者/姜俏梅)


 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」には、パンダの大家族が暮らす。同施設で生まれたパンダの赤ちゃんは17頭で、いずれも名前に「浜(ヒン)」の字が付けられた。うち11頭が既に中国に返還されている。同施設はパンダの国際協力の中で繁殖頭数が最も多く、中国以外で最大の人工飼育個体群を成す。こうした成果は、中日間で94年から続く繁殖研究協力のたまものと言える。


 兵庫県の神戸市立王子動物園で今年9月16日、雌のパンダ「旦旦(タンタン)」が27歳の誕生日を迎えた。95年の阪神大震災で甚大な被害を受けた市民らを励まそうと、中国は地元自治体の要請に積極的に応じ、2000年にタンタンと雄のパンダ「興興(シンシン)」を送った。熱心なファンは当時を振り返り、パンダに勇気をもらったと話す。20年には市内の郵便局が写真と切手がセットになったフレーム切手「ありがとうタンタン」を発売。同動物園の加古裕二郎園長は「タンタンを絆として中国と良好な関係を維持してきた。こうした関係が次の50年も続くことを願っている」と語った。


 「新華網日本語版」2022年10月7日

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