神奈川県の相模湖交流センターで30日、相模湖ダムの工事で亡くなった労働者の合同追悼会が開催された。日本、中国、韓国の当局者及び現地人200人超が追悼会に参加した。
駐日本中国大使館の郭暁涵参事官は追悼会で、「強制労働被害者の悲惨な境遇は、近代日本の軍国主義が侵略戦争を発動し、中国などのアジア諸国の人々に深刻な災難をもたらしたことの縮図の一つだ。今回の追悼会は憎み続けるためではなく、歴史を直視し教訓を汲み取り悲劇の再演を防ぐことが目的だ。今年は中日平和友好条約締結45周年だ。中国側は日本側と共に、両国首脳の重要な共通認識を実行に移し、中日の4つの政治文書が確立した各種原則を遵守し、中日関係が正しい軌道上で発展するよう促し、地域ひいては世界の平和と繁栄に貢献することを願う」と述べた。
初めて追悼会に参加した早稲田大学の4年生は取材に対して、「未来を見据え平和を構築するためには、歴史を知り受け入れることから始めなければならない。追悼会によって、より多くの日本人がこの歴史を知ることを願う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月31日