外交部(外務省)の19日の定例記者会見で、毛寧報道官が日本による福島原発汚染水の海洋放出に関する質問に答えた。
【記者】原発汚染水海洋放出後の福島の魚類に関する国際原子力機関(IAEA)主導の調査に中国の専門家が参加している。中国は海洋放出という日本の決定をIAEAが支持したことを強く批判し続けてきた。それでもなお、中国の専門家がIAEAによる調査への参加を続けるのはなぜか。
【毛報道官】福島原発汚染水の海洋放出に断固として反対する中国の立場は、一貫した明確なものだ。日本が原発汚染水の海洋放出を開始してから、すでに2ヶ月近くになる。国際社会は、長期的に有効な国際モニタリングメカニズムを早期に確立するとともに、日本の周辺国など利害関係者の的確な参加を確保するよう要求している。我々は、このためにIAEAがしかるべき建設的な役割を果たし、日本側に対する厳格な監督責任を引き受けるべきだと考える。日本側は全面的に協力して、原発汚染水の海洋放出が取り返しのつかない危害を及ぼす事態を防ぐべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年10月20日