日本は20日、フィリピンに新型対空警戒レーダーを正式に交付した。これは日本が初めて輸出した武器装備完成品だ。しかしこれはその武器輸出の野心を満たしていない。日本メディアの報道によると、日本はさらに22日に防衛装備移転三原則と運用指針を改定し、かつ初めて日本製の地対空ミサイル「パトリオット(PAC3)」の対米輸出を決定する。防衛装備移転三原則を定めてから殺傷力のある武器を輸出するのは初。
中国の軍事専門家の張学峰氏は「環球時報」に対して、「武器輸出三原則は基本的に武器輸出を認めず、必要な際に例外の規定を設けることで行われる。防衛装備移転三原則は武器輸出を基本的に認め、それを踏まえた上で禁止内容と審査メカニズムを決める。今回の改正はさらなる規制緩和となる。日本が武器輸出面で自国に規制をかけるつもりがないことが明らかだ。これは非常に危険な動きで、一連の連鎖反応を生む。日本はパトリオットの輸出をモデルとし、より多くの致命的な武器を輸出するようになる。これは必ず地域の安全の脅威となる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月22日