日本で人気沸騰した中国のネットショートドラマが現在、日本の映像作品制作の新たなベースになっている。新興IT企業や老舗テレビ局など、日本の多くの企業が時代の流れに乗り、多くのショートドラマ作品を配信している。さらにある企業は日本人ユーザー向けのショートドラマアプリの開発に着手した。

　中国のショートドラマの日本でのブームは、日本の伝統的な映像作品の制作の危機と対照的だ。モバイルネットワークの普及を象徴とする情報革命により、娯楽の手段と娯楽の場がより多元化している。テレビの前で特定の時間帯に放送される映像作品を待つことは、インターネットに慣れた若者にとって時代遅れだ。その一方で1時間を超えることもある従来のテレビドラマと比べ、中国のショートドラマの1話あたりの時間は、若者のハイペースで細切れな生活の特徴に合う。さらに片手で携帯電話を操作する生活習慣も、人々が情報を受け入れる際の視覚の習慣を変えた。縦画面動画は体験面で、横画面動画の効果と肩を並べている。インターネット視聴文化産業の興隆により、縦画面動画がより豊富化し、人々の需要を満たしている。そこで伝統的な映像作品からショートドラマに移る日本の若者が増えている。

　社会的な要素はさておき、中国のショートドラマの日本での人気は、その確かな実力によるものだ。中国企業と提携する日本の就業者は、中国企業は「視聴者を引き付けて離さないストーリー」を作ることに非常に長けていると話す。具体的に見ると、中国企業が得意とするユーザーペルソナはショートドラマの魅力的なキャラクターやストーリーを作る。アルゴリズムの推薦面で蓄積した技術により、企業はターゲットを正確かつ効率的に特定できる。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年4月24日